2軸泳法の基本
ここでは体を壊さずに楽に速く泳ぐ為の2軸泳法の基本をお伝えしています。
ここでは体を壊さずに楽に速く泳ぐ為の2軸泳法の基本をお伝えしています。
2軸泳法と従来の1軸との違いご存じですか?そもそも従来の1軸泳法が、頭の頂点から中央を貫く体の中心軸を基準にした泳ぎに対して、2軸泳法は左右の肩関節と股関節を結んだ2本の軸の動作の基準して泳ぐのが基本になるんですね。この違いは4泳法の中でもクロールに顕著にみてとれ、これまでの1軸は、体を左右に回しながら体の中心軸に沿うようにして水を掻きますが、2軸は左右の軸を意識して泳ぐようになることから、体の左...
合理的な泳ぎである、2軸泳法のストリームラインの作り方をご存じですか?楽に速く泳ぐ為には、手で水をかくプルとキック動作で大きな推進力を得ることに加えて、如何に水の抵抗を少なくするかを考える必要がありますね。特に初心者の方は、動作で大きな推進力を得ることばかりに意識がいってしまいがちになりますが、水の抵抗が大きい姿勢では前に進む勢いを十分に生かすことが出来ないのです。したがって、水泳では水の抵抗を小...
2軸泳法は体重を利用した加速感のある泳ぎが出来るようになるのをご存じですか?そもそも2軸泳法は、左右の肩関節と股間節を結んだ2本の軸を意識した泳ぎをします。そして、クロールと背泳ぎは、プルが左右対称の動きではないので、2本の左右の軸を切り替えながら体重移動させ、体を前に乗りこませるようにして前に進みます。これが2軸泳法の体重移動のコツです。例えば、クロールの泳ぎの動作を陸上で行えば、床を這って前に...
体幹を鍛えるようにしていますか?水泳動作の中で、体幹の筋肉はとても大きな役割を果たしており、2軸クロールはもちろん、他のバタフライ、平泳ぎ、背泳ぎの全てで大切になります。腹横筋と体の軸がブレないように、また捻じれが少ないようにするためにも体幹を使って泳ぎに繋げていきます。そして、水に浮く時に一番大きな浮力となるのが肺で、これを利用して体幹の筋肉を使い、下半身のポジションを引き上げることで重心を前に...
背泳ぎでは、クロールと同様に股関節の動きを意識することが2軸泳法では大切になります。ですが、ほとんどの人が意識していないのではないでしょうか。しかし、股関節を支点にすることで腸腰筋が使えるようになれるのです。腸腰筋というのは、脚を動かす時や姿勢を維持する時に働く下腹部にある筋肉で、股関節と腸骨、腰椎を繋いでおり、キックを打つ際に上手に使うことが出来れば泳ぎが安定してくるのです。その為、腸腰筋を水面...
2軸泳法の背泳ぎのプルが上手くできていますか?背泳ぎの入水はクロールと同様に軸の切り替えをしながら、手のひらの外側を向けて、小指から入水させるようにします。また、アップスイープでは親指から水上に出していきますが、リカバリー動作の間に手首をひねっておけばやりやすいでしょう。入水するときには、軸上の体の出来るだけ遠いところで行うようにして、クロールと同じように、半身全体を頭上のほうにずらすように動かす...
2軸泳法の平泳ぎのストロークは、クロールやバタフライ法とはまた違ってきます。クロールの場合は股関節を結ぶ左右対称の線を2軸としていましたが、平泳ぎは左右の手と足が同等に動きますので、ラインとしては変わりません。ですが、2軸の平泳ぎのストロークで意識するのは、左右の両手が外側に同じように開いた後に、左右の軸が同じようになるように肘を立てて縦になるように一度持ってきます。この時にストロークは四角形を描...
平泳ぎの呼吸(息継ぎ)のタイミングを上手く合わせることが出来ていますか?呼吸と泳ぎのタイミングは平泳ぎやバタフライは特に前後の体重移動をするようになるので、とても重要になってくるのかなと思います。平泳ぎの呼吸も、他の泳法と同じようにリカバリーでするようになります。クロールなら、掻き終わってから息を吸うようになりますし、背泳ぎも左右どちらかの手を基準にして、リカバリーの最中に息継ぎをするようになりま...
一般的にバタフライをイメージすると、上下動を繰り返すダイナミック泳ぎと思っている人も多いと思います。ですが、スムーズに楽に速く泳ぐためには、むしろその逆で、上下動を出来るだけ抑えて水の抵抗を少なくすることが大切でしょう。水面を滑るように泳ぐようにするのが理想かなと思います。イメージとしては、平たい石を水面に水平に投げた時に、水面を切って跳ねていくような感じを思い浮かべてみるとわかりやすいかな。なの...
バタフライで速く泳ぐには、キックのポイントを押さえて練習することが大切になってくると思います。大きな推進力を生むためには、プル動作と共にキック動作が大事になりますからね。そして、バタフライのキックもムチのしなるようなキックを身につけることが大切でしょう。ただ、バタフライでは、出来るだけ上下動を抑えて水の抵抗が少なくなるように、水面を滑るように泳ぐことが理想です。なので、両足で水を蹴るドルフィンキッ...
キャッチは次に行うプルの準備ですね。2軸泳法の背泳ぎでも大切になりますが、キャッチ動作のポイントは、水をとらえるための手のひらの向きと角度になります。そして、背泳ぎの入水は腕を真っ直ぐに伸ばした状態から、水の抵抗を最小限に抑えるために小指から水面に切り込んでいきますが、そのままでは水をとらえられません。その為、キャッチの動作としては、小指が下になり、外側を向いていた手のひらを下向きに切り替えながら...
水泳のストロークの中で手で水を引く、もしくは掻く動作がプルですが、バタフライも平泳ぎ同様に肩関節と股関節の2本の軸を意識することが2軸バタフライでは大事。その軸上に手を入水させて、肘を立てた後に直線的に水を掻き体を押すようなイメージです。肩幅の間隔で体の近くで水をかけば、おのずと肘が立ってハイエルボーの状態になってくるので、手が顔の前あたりまで来たら、手のひらを後ろに向け、指先を下に向けたその形で...
平泳ぎのキックを覚えるにはドリルはとても有効な方法です。そんな平泳ぎのキックは股関節から膝の順に緩めながら、膝を落とさないようにして自分が一番水を捉えやすい位置まで膝を曲げ、脚を引きつけます。引きつけた後は股関節を支点にして脚をムチのようにしならせてキックを行うというのが一連の流れです。また、足首のスナップを最後にしっかり使えれば、より一層推進力が増します。ただ、大きく膝を曲げると水の抵抗が大きく...
バタフライも平泳ぎと同様に、肩と股関節を結ぶラインのところをしっかり手のひらが通るように持っていき水を直線的に押していくことに、2軸としてのバタフライの意味合いがあるということでした。そして、バタフライの息継ぎは、フィニッシュしてリカバリーの前半に素早く行うようにします。リカバリー動作で手が肩に対して水平にきたあたり息を吸い込んで素早くキャッチにもっていきます。出来るだけ上下動を押さえて水面を滑る...
背泳ぎはクロールと共通点が多いですが、腕の動き(ストローク)は異なります。手を使う動きだと、普段の生活でも体の前で行う作業は多くありますが、腕を後ろに回すことが、そんなに簡単でないということは、誰でも実感できるはずです。そこで、水の中でどう手を動かすか?ということが重要になってくるんです。何故なら、背泳ぎではスムーズなストロークが大きな推進力を生むからです。それには、ドリルをやると効率よく水中の手...
平泳ぎのキックの練習方法はどのように行っていますか?平泳ぎのキックは他の泳法と比べて独特で、キックの技術を上達させることが、そのままタイムを縮めることに結びつきます。ですが、ほとんどの人は平泳ぎのキックはひざを曲げないと上手く水を捉えることができないと思いがちですが、膝をできるだけ曲げずに推進力を得るのが正しい平泳ぎのキックやり方です。何故なら、膝を曲げるとそれだけ水の抵抗が大きくなってしまうこと...
速く泳ぐために大切になってくる筋肉は、体幹回りの筋肉。背筋や腹筋はもちろんですが、お腹の横側の腹横筋も鍛えることも大事です。何故なら、陸上トレーニングで体幹まわりの筋肉を強化させることで、泳ぎの技術向上に繋がるだけではなく、肩関節や腰、膝、股関節などの泳ぎに大きく影響してくる部位の怪我をすることが少なくなるからです。そして、陸上で体幹まわりの筋肉を使うことができなければ、水中でも活かすことができま...
平泳ぎのキャッチのタイミングを理解していますか?平泳ぎはある程度は自己流で泳げるでしょうが、スピードを上げようと思うとなかなかうまくいかないものです。そこで速く泳ぐためのポイントのひとつがキャッチのタイミング。平泳ぎは、速く泳ぐうえでも大切になる足首のスナップを利かせてキックを蹴り終えてから、頭の位置を動かさないようにして上半身の体重を乗せて、すぐさまキャッチ動作に移行するのが、キャッチのタイミン...